「今日はここまで。」親子でプラモデルを長く楽しめるようになった理由
机の上には、まだ完成していないプラモデルがあります。
20年ぶりに作り始めた、ランボルギーニ・アヴェンタドールSVです。
仮組みと下処理までは終わっています。
でも今は、塗装ブースをどうするか考えているところで止まっています。
以前の私なら、
「早く完成させたい。」
と思っていたはずです。
でも今は違います。
「また続きをやればいい。」
そう思っています。
この考え方になってから、親子でプラモデルを長く楽しめるようになりました。
最初は完成するまでやりたがっていた

子どもたちがプラモデルを始めた頃は、
「今日は完成させたい!」
という気持ちが強くありました。
私も、その気持ちはよく分かります。
完成した姿を早く見たい。
次のポケモンを飾りたい。
そんな気持ちだったのでしょう。
でも、長く作業を続けていると、少しずつ集中力が切れてきます。
パーツを探すのに時間がかかったり、向きを間違えそうになったり。
そんな場面も何度かありました。
そこで、
「今日はここまでにしよう。」
と切り上げるようにしました。
「今日はここまでにする」が当たり前になった
何体か作るうちに、子どもたちにも少しずつ変化がありました。
疲れたら終わる。
分からないところだけ聞きに来る。
続きを楽しみにして片付ける。
そんな作り方が自然と身についていきました。
最近では、
「今日はここまでにする。」
と自分たちで道具を片付けることもあります。
以前のように完成を急ぐことは少なくなりました。
代わりに、
「また今度続きをやろう。」
という言葉が自然と出てくるようになりました。
少しずつでも、趣味はちゃんと続いていく
平日は仕事があります。
家に帰れば夕食や家のことがあります。
休日も買い物や出かける予定が入ることがあります。
まとまった時間があるわけではありません。
それでも、
20分だけ。
30分だけ。
そんな時間でも工具を手に取るようになってから、プラモデルは暮らしの中に戻ってきました。
以前は、
「時間ができたら作ろう。」
と思っていました。
でも、その考え方では、なかなか始められません。
今は、
「少し時間があるから、少しだけやろう。」
と思うようになりました。
この違いは、思っていたより大きかったです。
完成より楽しみになった時間
完成した瞬間は、もちろん今でもうれしいです。
でも最近は、それまでの時間の方が楽しみになりました。
休日になると、ダイニングテーブルに工作マットを広げます。

子どもたちも、それぞれ自分のプラモデルを持ってきます。
ニッパーやヤスリを並べる。
説明書を開いて、
「今日はどこまでやる?」
と話す。
子どもたちは自分のペースで作業を始めます。
分からないところだけ、
「これ、どうやる?」
と聞いてきます。
私は自分の模型を少し進めながら、そのたびに手を止めて一緒に説明書を見ます。
思うように作業が進まない日もあります。
それでも、その時間が嫌だと思ったことはありません。
完成したプラモデルもうれしいですが、
「また来週続きをやろう。」
と話しながら片付ける時間の方が、今では印象に残っています。
続けられることの方が大切だった
今も、アヴェンタドールSVは完成していません。
塗装ブースをどうするか考えているところで止まっています。
でも、それで困ってはいません。
続きをやりたくなったら、また始めればいい。
途中で止まっているからといって、趣味をやめたわけではありません。
昔の私は、完成させることを大切にしていました。
今の私は、趣味を続けられることの方が大切だと思っています。
家族ができると、自分だけの時間は少なくなります。
だからこそ、少しずつでも続けられる形を選ぶ。
その方が、好きなことは長く楽しめるのかもしれません。
もし今、
「忙しくて趣味を続けられない。」
と感じているなら、完成を急がなくても大丈夫です。
今日はここまでにする。
また続きをやる。
その繰り返しでも、趣味はちゃんと続いていきます。
趣味は完成させることより、今の暮らしに合う形で続けられることの方が大切なのだと、今は思っています。

