結論:治療中でも、自分らしく暮らせてる
私はいま、適応障害の治療中です。
体調には波があって、毎日100%元気というわけじゃありません。
正直、「治療中=何もできない」と思っていた時期もありました。
でも今は、ちょっとずつ“自分に合う暮らし方”が見えてきた気がしています。
- 毎朝、白湯を飲んでゆっくりスタートする
- 好きな音楽を流して、家事を少しだけやる
- 調子が悪い日は、思い切って“何もしない日”にする
そんなふうに、繊細な自分にフィットするペースで生きていく。
無理に前みたいに働かなくていい。
人に合わせすぎなくていい。
完璧じゃなくていいから、
「今日はこれで十分」って思える毎日を選んでいます。
今はそんな風に、自分との付き合い方を見直しているところです。
適応障害と向き合いながらの日々

小さなことで心がザワつく
どれも強く反応してしまって、気づけば心がすり減っている。
そんな毎日が続いていました。
朝起きるだけで動悸がして、
職場に向かう電車の中で、涙が止まらなくなることもありました。
メールの返信に異常に緊張して、
「これでいいのかな…」「変なふうに思われないかな…」と手が止まる。
人と話したあとも、ずっと頭の中で反省会。
気づかないうちに、毎日“生きるだけで消耗”してたんだと思います。
30代に入ってからは、その波が大きくなりすぎて、
仕事中に涙が出たり、家でも何も手につかなくなったり。
心療内科を受診して「適応障害」と診断されたときは、正直ショックでした。
「やっぱり私はダメなんだ」と落ち込んだ反面、
「ちゃんと理由があったんだ」とホッとした自分もいたんです。
治療中の今、やっていること
今は、定期的な通院とカウンセリングを続けています。
毎日の服薬も欠かさず行いながら、少しずつ心と身体を整えているところです。
気分が沈んだ日は、思いきって「今日は何もしない」と決めることもあります。
以前は、「これじゃダメだ」「ちゃんとしなきゃ」と自己嫌悪になることが多かったけど、
今は少しずつ、「それでもOK」と思えるようになってきました。
その変化のきっかけになったのは、“がんばるより、自分を許す”という感覚を持てるようになったからかもしれません。
日々の気分の波があるので、スマホのメモに
「今日は気分50%」とか「まあまあ元気」とだけ書く習慣も取り入れています。
たった一言でも、書くことでモヤモヤが外に出て、少しスッキリするんですよね。
あとは、予定をなるべく詰め込まず、スケジュールに“余白”を作るようにしています。
人と会う日を減らしたり、無理に返事をしない日を作ったりするのも、自分を守るための大切な選択だと感じています。
完璧じゃなくていい。
少しずつでも、自分のペースで歩けていれば、それで十分。
そう思えるようになってから、毎日が少しだけ優しくなりました。
静かな時間と、ちょうどいい仕事

今の働き方
今も製造業の現場で、フルタイム勤務を続けています。
職場には、**適応障害の治療中であることを事前に伝えてあり、**体調がしんどい日は早退させてもらうこともあります。
正直、**「理解してくれる人がいる」**というだけでも、心の重たさが全然ちがいます。
とはいえ、音や人の気配には今でも敏感で、
一日の仕事を終える頃にはどっと消耗していることがほとんど。
だからこそ、帰宅後は必ず“ひとりで静かに過ごす時間”をつくるようにしています。
- 家族が寝たあと、音楽を小さく流しながらただぼーっとする
- 湯船にゆっくりつかって、頭の中を空っぽにする
- アロマを焚いて、スマホを見ずにお茶を飲むだけの日もあります
**「無理に元気になろうとしない時間」**って、すごく大事なんですよね。
ほんの少しでも静けさに身を置くと、
外で受けた刺激がふわっと抜けていくような感覚があります。
それだけで、「今日もよくがんばったな」って、
自分をやさしくねぎらえる気がしています。
「暮らしの整え」が心を守ってくれる
最近、心が落ち着く空間やモノ、人との関わり方を、自分なりに見直すようにしています。
たとえば、
- 部屋の照明を、まぶしい蛍光灯からやわらかな間接照明に変えてみたり
- LINEの返信も、無理せず**「返せるときだけ」**にしたり
- 混雑したスーパーのような苦手な場所を意識的に避けるようにしたり
こういうちょっとした調整を積み重ねるだけで、驚くほど気持ちが軽くなるんです。
そして今、あらためて感じているのが、
「ちょうどいい働き方」もそして今、あらためて感じているのが、
「ちょうどいい働き方」も、心の安定には欠かせないということ。
私は、通勤時間をずらして混雑を避けるようにしています。
それだけでも朝の緊張感がやわらぎ、心にゆとりが生まれるんですよね。
あとは、
- 人との会話が少なめな静かな職場環境を選ぶ
- 土日は予定を詰めすぎず、“余白”を残しておく
これだけで、エネルギーの消耗がグッと減ったと実感しています。
HSP(繊細な気質)さんにとっては、
「暮らしの音量を少し下げる」ことが、自分を守るためのセルフケア。
誰かに合わせすぎず、
何かを頑張りすぎず、
“ちょうどいい”を自分で選び取ること。
それが、心地よく生きる土台になってくれるんだと思います。。
自分のペースで進む、これから

「暮らしの整え」が心を守ってくれる
「ずっとこのままなのかな…」と、不安になることもあります。
でも、焦っても空回りするだけでした。
だから今は、**「できることから少しずつ」**を大事にしています。
たとえば、朝に白湯を飲む。
寝る前に、今日のモヤモヤを1行だけ書いてみる。
お気に入りのマグカップでコーヒーを飲む。
そんな小さな“暮らしの整え”が、心の土台になってくれるんです。
変わらない毎日があること。
それも、HSPさんにとっては安心できる大切な環境だったりします。
今はまだ途中でも大丈夫。
小さな一歩を重ねるうちに、「わたしらしい暮らし」になっていくから。
これからやっていきたいこと
- 在宅でできる仕事を少しずつ増やす(ライターやブログなど)
- 自分に合う転職先を探してみる(静かな環境、プレッシャーの少ない職場)
- 心のペースを守りながら、長く続けられる働き方を見つける
- 家族と自然体で過ごせる時間を、もっと大切にする
どれも、大きな目標じゃなくていい。
**「今日はちゃんと過ごせたな」**って思える日が、少しずつ増えていけばそれでいいんです。
全部を完璧にやろうとしなくてもいい。
できることから、できる分だけ。
人と比べず、自分の歩幅で進んでいけばいいんです。
そして何より、今のあなたも、ちゃんと頑張ってる。
その気持ちがあるだけで、もう十分すぎるくらい価値があるんですよ。
焦らなくて大丈夫。
これからも、自分のペースで、一歩ずつ進んでいきましょう。
HSPという気質を知って

最初は、ただ「なんで人といるだけでこんなに疲れるんだろう?」って思っていました。
子育てをする中で、何気ない雑談や人付き合いがしんどくて、でもそれを「しんどい」と言えないまま、毎日ぐったりしていたんです。
そんなときに、「HSP(Highly Sensitive Person)」という言葉に出会いました。
本や記事を読むうちに、**「もしかして、これって私のことかもしれない」**と感じるようになり、
気づけばどんどんその世界に引き込まれていました。
HSPは、**光や音、人の感情などに強く反応しやすい“繊細な気質”**のこと。
「今までの生きづらさには、ちゃんと理由があったんだ」と思えたとき、ふっと心が軽くなったのを今でも覚えています。
あなたも、こんな風に感じたことはありませんか?
- ささいな一言に傷ついて、何日も引きずってしまう
- 集まりの後は、どっと疲れて動けなくなる
- みんなが平気なことに、自分だけしんどさを感じてしまう
もしひとつでも当てはまるなら、それは気質のせいかもしれません。
性格じゃない。弱さでもない。
そう知るだけで、ちょっと気持ちがラクになるんですよね。
今もHSPについては勉強中ですが、
知れば知るほど、「無理して合わせてきた過去の自分」に、少しずつ優しくなれてきました。
まだ回復途中ではありますが、
最近は「自分にちょうどいい暮らし方」が少しずつ見えてきています。
- 小さな安心を感じられる瞬間
- 静かな時間を持てること
- 心がほっとする暮らし
それがあるだけで、「ちゃんと生きてる」って思えるようになりました。
焦らず、無理せず、一歩ずつ。
そんな生き方もあるんだと、この記事がどこかの誰かの心に届いたらうれしいです。
今の自分も、それでいい。
焦らなくても、比べなくても大丈夫。
今日をなんとか過ごせたあなたは、きっとすごくがんばっています。
HSPという気質を知ったことは、私にとって**「自分を守るためのヒント」**になりました。
これからも、自分らしいペースで、軽やかに生きていけたらいいなと思っています。
このブログが、同じようにがんばる誰かの、ちいさな支えになりますように。