探す時間を減らしたくて、プラモデルの道具を「見える収納」に変えた

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プラモデルを始めようと思っても、

「ニッパー、どこにしまったっけ。」

「ヤスリはどこだったかな。」

道具を探しているうちに、少しずつ時間が過ぎていく。

せっかく作ろうと思っていたのに、結局、

「今日はいいか。」

そう思って終わる日もありました。

今思えば、趣味を続けにくかった理由は、時間がないことだけではありませんでした。

始める前に道具を探すことも、思っていた以上に大きな負担になっていたようです。

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数分でも、夜の時間には大きかった

道具を探していた時間は、長くても5分や10分だったと思います。

昼間なら、それほど気にならない時間です。

でも、仕事や家のことが終わった平日の夜は、残っている時間がそれほど長くありません。

30分だけ作ろうと思っていても、その中の10分を探し物に使うと、始める前から少し疲れてしまいます。

収納箱を開ける。

机の引き出しを見る。

前に使った場所を思い出す。

それでも見つからないと、

「また今度でいいか。」

そんな気持ちになりました。

プラモデルが嫌になったわけではありません。

作りたい気持ちはありました。

ただ、作業を始める前に、気持ちが少し止まっていたのだと思います。

最初は箱にまとめているだけだった

プラモデルを再開した頃、道具は一つの箱にまとめていました。

使い終わったら箱へ戻す。

箱に入らない物は、空いている場所へ置く。

収納場所を細かく決めていたわけではありません。

最初は、それでも困りませんでした。

使う道具も、ニッパーと紙ヤスリくらいだったからです。

でも、続けているうちに、少しずつ道具が増えていきました。

ドライバー。

測定用の道具。

マスキングテープ。

リューター。

塗料。

その時に必要だと思った物を、一つずつ買い足していきました。

道具が増えること自体は楽しかったです。

できる作業が少しずつ増えていくからです。

その一方で、

「これはどこへしまおう。」

と考えることも増えました。

とりあえず空いている場所へ置く。

次に使う時には、その場所を忘れている。

「確か、この辺にあったはず。」

そう言いながら探すことが、少しずつ増えていきました。

最初はワイヤーネットだけだった

最初から、今の収納を考えていたわけではありません。

初めに使ったのは、壁に取り付けたワイヤーネットだけでした。

紙ヤスリなどの消耗品。

マスキングテープ。

ハサミ。

差し金。

よく使う物を、見える場所へ置いてみました。

道具が見えると、使いたい物がすぐに分かります。

箱の中を探すことも減りました。

しばらく使っていると、

「ここにも掛けられたら便利かもしれない。」

そう感じることが増えてきました。

そこで、ワイヤーネットの隣に有孔ボードを追加しました。

有孔ボードには、ドライバーやバイス、測定用の道具などを掛けています。

塗料は無印良品の収納ケースへ。

カッティングナイフや棒ヤスリ、リューター、まだ使える紙ヤスリは、100円ショップの収納ケースへ入れました。

すべてを見せる収納にしたわけではありません。

掛けた方が使いやすい物は、壁へ掛ける。

細かい物や落としたくない物は、ケースへ入れる。

使いながら、自分に合う置き方を探していきました。

一度に全部そろえたわけでもありません。

必要になった時に、一つずつ足していっただけです。

一番変わったのは、探す時間だった

収納を変えて、一番変わったのは探す時間です。

ニッパーはここ。

紙ヤスリはここ。

ドライバーはここ。

どこに何があるか、一目で分かるようになりました。

そして、もう一つ変わったことがあります。

使い終わった後に、戻す場所にも迷わなくなりました。

以前は作業が終わると、

「今日は疲れたから、とりあえずここに置いておこう。」

そう思って、机の上や空いている棚へ置くことがありました。

次に使う時には、どこへ置いたのか覚えていません。

また同じ場所を探すことになります。

置く場所を決めてからは、使い終わったら元へ戻すだけになりました。

きれいに片付けようと、毎回頑張っているわけではありません。

掛かっていた場所へ掛ける。

入っていたケースへ戻す。

それだけです。

探さなくなったことと同じくらい、戻す場所に迷わなくなったことも大きな変化でした。

少しの時間でも始めやすくなった

仕事や家のことが終わり、少しだけ時間が残る日があります。

以前なら、道具を探すことを考えただけで、

「今日はやめておこう。」

となることもありました。

今は、趣味の場所に座れば、必要な道具が目の前にあります。

ニッパーを手に取る。

説明書を開く。

作業マットの上に、今日使うパーツを出す。

始めるまでの流れが短くなりました。

作業時間は、30分もないことがあります。

パーツを切り出すだけの日。

紙ヤスリをかけるだけの日。

説明書を見て、次に作る場所を確認するだけの日もあります。

それでも、

「今日は少しだけできた。」

そう思えるようになりました。

収納を変えただけで、使える時間が大きく増えたわけではありません。

でも、限られた時間を探し物に使わなくなったことで、趣味を始めやすくなりました。

見た目が整うと、少し気分も変わった

もう一つ良かったことがあります。

作業する場所が、以前よりすっきり見えるようになったことです。

これは、完全に自己満足です。

それでも、自分の好きな道具が並んでいるのを見ると、少し気分が変わります。

夜にその場所を見て、

「今日は少しだけやろうかな。」

そう思える日も増えました。

見せる収納にした目的は、おしゃれな作業部屋を作ることではありません。

始める前の面倒を減らすことでした。

でも結果として、その場所を以前より気に入るようになりました。

道具を並べること自体が目的になると、私の場合は疲れてしまいそうです。

使いやすく置いた結果として、少し整って見える。

今は、そのくらいがちょうど良いと感じています。

完璧な収納は目指していない

今の収納も、完成したとは思っていません。

これから道具が増えれば、置き方を変えるかもしれません。

使わなくなった物があれば、外すこともあると思います。

実際、最初はワイヤーネットだけでした。

使いながら、

「ここにも置きたい。」

「この方が手に取りやすい。」

そう感じるたびに、少しずつ変えてきました。

最初から、すべての道具に合う収納を考えるのは難しかったと思います。

自分が何をよく使うのかも、始めた頃にはまだ分かっていませんでした。

使いながら変えていく。

今の自分が使いやすければ、それで十分です。

探す時間を減らしたかっただけだった

収納を変えた理由は、おしゃれな作業部屋を作りたかったからではありません。

道具を探す時間を減らしたかったからです。

置く場所が決まると、探さなくなりました。

使い終わった後も、戻す場所に迷わなくなりました。

以前は、

「今日はいいか。」

そう思って終わる日もありました。

でも今は、

「今日は少しだけ。」

そう思った時に、自然に工具を手に取れるようになりました。

新しい道具を増やすことよりも、持っている道具をすぐ使えるようにしておくこと。

少なくとも今の私には、その方が趣味を続けやすかったようです。

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