子どもとプラモデルを始めたら、休日の過ごし方が少し変わった

目次

「今日は何をしようか。」

休日になると、家族でそんな話をすることがあります。

公園へ行く日。

買い物へ出かける日。

家でゆっくり過ごす日。

ある休日、子どもたちに聞いてみました。

「一緒にプラモデルを作ってみる?」

正直、その日は一度作って終わると思っていました。

それが、休日の楽しみになるなんて考えてもいませんでした。

家族で過ごした休日の中で、あとから思い返すのは、どんな一日でしょうか。

私にとって、その日は今でもよく思い出す休日の一つになっています。


「好きなもの」を選んだだけでした

最初に選んだのは、子どもたち自身です。

娘はリザードン。

息子はルカリオ。

私は「初めてなら作りやすいものがいいかな」と考えていました。

でも子どもたちは迷いませんでした。

「これが作りたい。」

その気持ちだけで選んでいました。

その姿を見て気付きました。

続けられる理由は、作りやすさではありません。

好きなものを、自分で選べること。

それが一番大切だったのです。

箱を開ける前から目を輝かせていた姿を見て、「これでよかったんだ」と思いました。


気付けば、部屋の中は静かでした

正直に言うと、少し心配していました。

「途中で飽きないかな。」

「難しくて嫌にならないかな。」

そんなことを考えていました。

でも、その心配はすぐになくなりました。

説明書をめくる音。

ニッパーでパーツを切る音。

「これで合ってる?」

そんな小さな声だけが聞こえます。

気付けば、部屋の中は驚くほど静かでした。

子どもたちは夢中になっていたのです。

子どもが何かに夢中になっている姿を、静かに見守る時間はありませんか。

私は、その時間がとても心地よく感じました。

完成したプラモデルよりも、この静かな時間の方が、今でも強く心に残っています。


手伝ったのは、本当に少しだけでした

子どもたちが難しそうにしていたのは、

ヤスリを使うところ。

シールを貼るところ。

そのくらいでした。

あとは説明書を読みながら、自分たちで考えて進めていきます。

以前なら、「危ないから」と先に手を出していたかもしれません。

でも今回は、少しだけ待ってみました。

すると、自分で考え、自分で完成へ近づいていきます。

「一人でできることが増えているんだな。」

そんな小さな成長を感じられた時間でもありました。


「できた!」の一言がうれしかった

しばらくすると、

「できた!」

という声が聞こえました。

完成したプラモデルを両手で大切そうに持って、子どもたちは家族のところへ走っていきます。

「見て!」

「できたよ!」

その笑顔を見て、私もうれしくなりました。

完成したプラモデルももちろん素敵でした。

でも、私が見ていたのは模型ではありません。

「自分でできた。」

そんな気持ちがあふれた、子どもたちの表情でした。

その表情を見て、「少し前まで手伝っていたことを、自分でできるようになったんだな」と、あらためて成長を感じました。


休日の楽しみが、一つ増えました

作り終わったあと、子どもたちはもう次の話をしていました。

「次はこれを作りたい。」

その言葉を聞いて、少しうれしくなりました。

一度きりで終わると思っていた時間が、次の楽しみにつながっていたからです。

趣味は、一人で楽しむものだと思っていました。

でも今は違います。

同じ説明書を見て、

同じ完成を喜んで、

同じ時間を過ごす。

そんな楽しみ方もあることを知りました。

休日の過ごし方は大きく変わったわけではありません。

ただ、「家で過ごす休日」が、少しだけ楽しみになりました。


おわりに

子どもと一緒にプラモデルを始めて変わったのは、休日の過ごし方だけではありませんでした。

子どもの成長を感じる時間が増えました。

同じものを見て、一緒に喜ぶ時間が増えました。

そして、家族で過ごした休日が、少しずつ思い出になっていきました。

休日は、遠くへ出かけた日だけが特別なのではないのかもしれません。

家の中で、

同じ説明書を見て、

同じことで笑って、

同じ完成を喜ぶ。

そんな何気ない一日も、あとから思い返せば、とても大切な休日になります。

あなたが最近、「家族と過ごしてよかった」と思い出すのは、どんな時間ですか。

次の休日も、特別な予定はないかもしれません。

それでも、

「一緒にやってみる?」

そんな一言から始まる時間が、何年か後には家族の思い出になっているのかもしれません。

私が今でも一番よく思い出すのは、完成したプラモデルではありません。

説明書を見ながら黙々と作っていた子どもたちの姿。

そして、「できた!」と笑顔で見せに来てくれた、あの表情です。

プラモデルを作ったことよりも、家族で同じ時間を過ごしたこと。

それが、私にとって一番大切な休日の思い出になりました。


この記事が参考になったらシェアしていただけると嬉しいです。
目次