趣味は、続けることの方が難しい。
私はずっとそう思っていました。
読書を始めても、一週間もしないうちに読まなくなる。
「また今度読もう。」
そう思ったまま、本は本棚へ戻っていました。
プラモデルも同じです。
やりたい気持ちはあるのに、気付けば何日も箱を開けていません。
「自分は飽きっぽいんだ。」
「続けるのが苦手なんだ。」
そんなふうに思っていました。
あなたにも、「好きなのに続かなかった趣味」はありませんか。
私は、その理由をずっと自分の性格だと思っていました。
でも実際は、違いました。
続かなかったのは、気合いが足りなかったからではありませんでした
以前は、
趣味が続く人は意思が強い人なのだと思っていました。
私はそうではありません。
疲れている日は、
「今日はいいか。」
と後回しにしていました。
でも今振り返ると、
続かなかった理由は気合いではありません。
始めるまでが面倒だったからです。
本を読むなら、本棚から持ってくる。
プラモデルなら、箱を出す。
道具を探す。
片付ける場所を作る。
その一つひとつは数分で終わります。
でも、その数分が一番大きな壁でした。
「見える収納」にした日から変わりました

転機になったのは、道具を見える収納へ変えた日でした。
ニッパー。
紙ヤスリ。
デザインナイフ。
いつもの場所に並べる。
探さなくても、すぐ手に取れる。
たったそれだけでした。
でも、その日から、
「今日は少しだけ作ろう。」
と思える日が増えました。
以前は、
道具を探すことから始まっていました。
今は、
座れば始められます。
あの日変わったのは、趣味ではなく環境でした。
「始めるまで」を短くしたら、趣味は続きました
さらに変わったのは、小さな壁付けデスクを作ってからです。
プラモデルは途中まで置いたまま。
説明書もそのまま。
椅子に座る。
ニッパーを持つ。
ここまで30秒もかかりません。
以前は、
「今日は時間がない。」
と思っていました。
でも、本当は時間ではありませんでした。
始めるまでの準備が面倒だっただけです。
あなたが後回しにしていることも、「始めるまで」が長くなっていませんか。
少しだけ短くできれば、思っているより自然に始められるかもしれません。
続けるために、「終わる時間」も決めました

始められるようになっても、もう一つ決めたことがあります。
夜8時半になったら終わること。
途中でも終わります。
完成していなくても終わりです。
理由は二つあります。
一つは、子どもに夜更かしをする姿を見せたくないから。
もう一つは、私は朝型だからです。
夜に無理をするより、
朝を気持ちよく迎えたい。
その方が、私には合っていました。
だから趣味も、
「もっとやりたい。」
くらいで終わります。
その方が、次の日も自然と机へ向かえるからです。
忙しい日は、やらない日があってもいい
もちろん、毎日できるわけではありません。
忙しい日もあります。
疲れて何もしたくない日もあります。
そんな日は、
無理に始めません。
「今日は休もう。」
そう思うようになりました。
以前は、
「今日もできなかった。」
と落ち込んでいました。
でも今は違います。
趣味は、
頑張って続けるものではなく、
穏やかに続けるもの。
そう考えるようになってから、気持ちもずいぶん楽になりました。
10分でも、自分の時間はちゃんと残りました
以前は、
まとまった時間がないと趣味はできないと思っていました。
でも今は違います。
10分だけ模型を触る。
少しだけDIYを進める。
コーヒーを飲みながら考え事をする。
短い時間でも、
「今日は好きなことができた。」
そう思えるだけで、一日の終わり方が変わりました。
今のあなたなら、10分あったら何をしたいですか。
その答えが、今一番大切にしたい時間なのかもしれません。
まとめ|変えたのは、自分ではなく環境でした
以前の私は、
趣味が続かないのは、自分の性格だと思っていました。
でも違いました。
変える必要があったのは、
自分ではなく、
環境でした。
見える収納にする。
始めるまでを30秒にする。
夜8時半で終わる。
無理な日は休む。
どれも特別なことではありません。
でも、その小さな工夫が積み重なったことで、趣味は少しずつ暮らしの中へ入り込んできました。
もし今、
「続けたいのに続かない。」
そんな趣味があるなら、自分を責める前に、環境を少しだけ変えてみてください。
机の上でも、
収納でも、
終わる時間でも構いません。
ほんの少し始めやすくなるだけで、好きなことは思っているより長く続いていくのだと思います。

