好きなのに、なぜか続かない。
以前の私は、趣味についてそんなことを何度も感じていました。
プラモデルもそうです。
やりたい気持ちはあるのに、気付けば何日も箱を開けていない。
「自分は飽きっぽいのかな。」
「続けるのが苦手なのかな。」
そんなふうに考えていました。
でも、今振り返ってみると、好きではなくなったわけではありませんでした。
仕事や家事、子育てがある中で、趣味を始めるまでに小さな面倒がいくつもあったのです。
道具を探す。
作業する場所を作る。
まとまった時間ができるのを待つ。
始めたら、ある程度進めなければと思う。
一つひとつは小さなことでも、重なると「今日はいいか」につながっていました。
そこで今は、自分に気合いを入れるのではなく、趣味を続けやすい形に少しずつ変えるようにしています。
私が実際に変えたのは、次の5つです。
1.道具を探さなくていいようにした
趣味を始める前に、
「あれ、どこに置いたっけ。」
となることがありました。
ニッパー。
紙ヤスリ。
デザインナイフ。
必要な道具を探して、作業できる場所まで持ってくる。
一つひとつは大した作業ではありません。
でも、疲れているときには、その少しの準備が面倒に感じます。
そこで、よく使う道具を「見える収納」に変えました。
いつもの場所に置いて、必要なものがすぐ分かるようにする。
それだけですが、道具を探すところから始めなくてよくなりました。
趣味をする時間を増やしたのではなく、趣味を始める前の時間を減らした。
振り返ってみると、これが大きな変化だったと思います。
2.すぐに始められる場所を作った

道具の次に見直したのが、作業する場所でした。
以前は、趣味を始めるたびに場所を用意していました。
作業するスペースを作って、道具を持ってくる。
終われば、また片付ける。
これも一回だけなら、それほど大変ではありません。
でも、毎回となると少しずつ面倒になります。
そこで、使っていなかった小さな壁付けデスクを趣味の場所にしました。
大きな趣味部屋ではありません。
椅子に座り、必要な道具を手に取れば始められる小さな場所です。
今では、座ってから作業を始めるまで30秒ほど。
以前は「趣味をするなら時間を作らなければ」と考えていましたが、必要だったのは時間だけではありませんでした。
始めたいと思ったときに、すぐ始められる場所があること。
私には、その方が効果がありました。
3.まとまった時間ができるのを待たなくなった
以前は、
「30分しかないから今日はやめておこう。」
と思うことがありました。
趣味をするなら、ある程度まとまった時間が必要だと思っていたからです。
でも、仕事や家事、子育てがある毎日の中で、自由に使えるまとまった時間はなかなかできません。
そこで今は、時間ができるのを待つのではなく、残っている時間から、できそうなことを考えるようにしています。
時間が少なければ、少しだけ。
もう少し時間があるなら、それに合わせてやることを決める。
「ここまで完成させよう。」
というより、
「少しだけ進めよう。」
くらいの感覚です。
まとまった時間がないことは変わりません。
変わったのは、今ある時間に合わせてやることを選ぶようになったことでした。
4.途中でも終わるようにした
短い時間でも始めるためには、もう一つ大切なことがありました。
途中でもやめることです。
以前は、一度始めると、
「ここまでやりたい。」
「もう少し進めたい。」
となりがちでした。
でも、それでは「始めたら長くなる」と分かっているので、短い時間には始めにくくなります。
今は、完成していなくても途中で終わります。
続きは、また次にやればいい。
始めるときから「全部終わらせなくてもいい」と思っておくことで、短い時間でも趣味を始めやすくなりました。
私にとっては、始め方だけではなく、終わり方を決めておくことも、趣味を続けるために必要だったのだと思います。
5.できない日は、やらない

ここまで、
探さない。
すぐ始められる場所を作る。
まとまった時間を待たない。
途中でも終わる。
と書いてきました。
でも、これを毎日やっているわけではありません。
仕事で疲れている日もあります。
家のことに時間がかかる日もあります。
そんな日は、趣味をしないこともあります。
以前なら、
「今日もできなかった。」
と思っていたかもしれません。
でも、趣味まで「毎日やらなければいけないこと」にしてしまったら、私には続きません。
できる日はやる。
少しだけやりたい日は、少し進める。
疲れている日は休む。
そして、またやりたくなったら始める。
続けることと、毎日やることは同じではありません。
この考え方になってから、趣味との付き合い方も少し楽になりました。
5つに共通していたのは、「自分を頑張らせない」ことでした
私が変えた5つを振り返ると、
- 道具を探さなくていいようにする
- すぐ始められる場所を作る
- まとまった時間を待たない
- 途中でも終わる
- できない日はやらない
どれも、「もっと頑張ろう」という方法ではありませんでした。
むしろ逆です。
探す手間を減らす。
準備を減らす。
必要な時間を小さくする。
完成までやろうとしない。
疲れているなら休む。
続けるために自分を変えるより、続けやすい形に変える。
私には、このやり方が合っていました。
まとめ|趣味を続けるために変えたのは、「続け方」でした
以前の私は、趣味が続かないと、
「自分は飽きっぽい。」
「続けるのが苦手だ。」
と考えていました。
でも、プラモデルを再開してから、少しずつ環境や時間の使い方を変えてみると、そうではなかったことに気付きました。
趣味が嫌いになったわけではありません。
ただ、今の暮らしには、以前と同じ楽しみ方が合わなくなっていただけでした。
道具を探さなくていいようにする。
すぐ始められる場所を作る。
今ある時間に合わせる。
途中でも終わる。
できない日は休む。
一つひとつは小さなことです。
それでも、この5つを変えたことで、以前より趣味を暮らしの中に置きやすくなりました。
趣味を続けるために必要だったのは、気合いでも、毎日続けることでもありませんでした。
自分を変えるより、今の暮らしに合う「続け方」に変えること。
今は、それくらいの距離感で好きなことを楽しむ方が、私には合っています。

