「子どもと一緒にプラモデルを作ってみたい。」
そう思っても、私はなかなか最初の一歩を踏み出せませんでした。
道具はどれくらい必要なんだろう。
最後まで完成できるかな。
子どもは途中で飽きてしまわないかな。
休日の時間で、本当に続けられるのかな。
考えれば考えるほど、不安ばかりが増えていきました。
あなたも、「やってみたい気持ちはあるけれど、なかなか始められない。」そんなふうに感じたことはありませんか。
私もそうでした。
でも実際に親子で始めてみると、その不安の多くは考えすぎだったことに気付きました。
そんなある休日の夕方、子どもと一緒に模型店へ行きました。
私は棚の前で「どれにしようかな」と悩んでいましたが、子どもは5分もかからず、
「これがいい!」
と決めていました。
始める前から考えすぎていたのは、私の方だったのかもしれません。
あの日から親子でプラモデルを作る時間が始まり、休日の過ごし方も少しずつ変わっていきました。
今回は、実際に始めてみて、
「もっと早く知っていたら、気軽に始められたのに。」
と感じた5つのことをご紹介します。
- 始める前に感じていた不安
- 実際に始めて変わったこと
- 親子で無理なく続けるコツ
- 趣味を長く楽しむための考え方
① 最初から全部そろえなくても十分楽しめました
始める前に一番気になっていたのは、お金と時間でした。
プラモデルは道具も必要ですし、趣味として続けるには、お金も時間もかかると思っていました。
でも実際は違いました。
最初からたくさんの道具を買う必要はありません。
最低限の道具があれば十分楽しめますし、必要になったものを少しずつ買い足していけば大丈夫でした。
時間も同じです。
「今日はここまで。」
そう区切るようにすると、30分ほどでも十分満足できます。
始める前は、
「ちゃんと準備してから。」
そう考えていました。
でも本当に必要だったのは、完璧な準備ではなく、最初の一歩でした。
今、「全部そろえてから始めよう」と思っているものはありませんか。
② 子どもは思っていたより、自分でできました

最初は、親が付きっきりで教えるものだと思っていました。
実際には、私の方が手を出しすぎていたくらいです。
少し見守ってみると、説明書を見ながらパーツを探し、自分で考えて組み立てていました。
もちろん難しいところは手伝います。
でも、「ここまでは自分でやってみる。」
そんな姿勢が自然と生まれていました。
完成すると、その作品で人形遊びのように遊び始めました。
作って終わりではなく、遊びが始まる。
これは始める前には想像していなかった楽しさでした。
子どもは、大人が思っている以上に、自分で考える力を持っているのかもしれません。
③ 完成を急がない方が、ずっと楽しかった
始めたばかりの頃は、
「早く完成させたい。」
という気持ちがありました。
でも急ぐと、パーツを付け間違えたり、シールがずれたりします。
やり直しが増えると、親も子どもも疲れてしまいました。
そこで、
「今日はここまで。」
と決めるようにしました。
すると、完成までの時間そのものを楽しめるようになりました。
少しずつ完成に近づいていく。
その時間が、親子の楽しみになっていったのです。
急いで終わらせるより、
「また続きがやりたい。」
と思えることの方が大切でした。
休日は、「終わらせる日」ではなく、「楽しむ日」でもいいのかもしれません。
④ 子どものために始めたのに、親の方が夢中になっていました
最初は、
「子どもが楽しめればいい。」
と思っていました。
でも実際は、私の方が夢中になっていました。
パーツを切り離し、一つずつ組み立てていく。
その作業だけに集中していると、不思議と仕事や家事のことを忘れられます。
頭の中が少し整理されるような感覚で、作業が終わる頃には気持ちも落ち着いていました。
趣味があるだけで、こんなにも気分が変わるとは思っていませんでした。
親が楽しそうに作っていると、子どもも自然と笑顔になります。
「親も一緒に楽しんでいい。」
親子でプラモデルを始めて、一番実感したことかもしれません。
最近、時間を忘れるくらい夢中になれたことはありましたか。
⑤ 趣味は、暮らしを少し豊かにしてくれました

親子でプラモデルを始めて、一番変わったのは時間の使い方です。
以前は、休日になるとテレビや動画を見る時間が自然と増えていました。
今では、
「今日は少し作ろうか。」
と机に向かう時間が増えました。
道具をすぐ使えるようにしたり、短い時間でも始められるよう工夫したことで、趣味が暮らしの中へ自然と溶け込んでいったのです。
完成したプラモデルは、それぞれ自分の部屋へ飾っています。
見るたびに、一緒に作った時間を思い出します。
作品だけではありません。
その時間そのものが、思い出として残っていました。
あなたなら、子どもとどんな時間を思い出として残したいですか。
まとめ|親も一緒に楽しんでいい
親子でプラモデルを始める前は、お金や時間のことばかり考えていました。
でも実際に始めてみると、一番大きかったのは、
「夢中になれる時間」
ができたことでした。
子どもと一緒に作る時間。
完成した作品で遊ぶ時間。
「今日はここまで。」
と言って箱を閉じる時間。
そして、それぞれの部屋へ飾られた作品を見る時間。
今振り返ると、覚えているのは完成した模型よりも、その隣にあった時間です。
親だからといって、自分の「楽しい」を後回しにしなくてもいい。
親が夢中になっている姿は、きっと子どもにとっても楽しい時間になります。
もし今、
「やってみたいな。」
と少しでも思っているなら、まずは一つ選んでみてください。
最初の一歩は思っているよりずっと小さく、その一歩から、親子で過ごす新しい時間が始まるかもしれません。

